大規模ターミナル駅直結の都市公園として
世界最大級の規模となる「(仮称)うめきた公園」
現在、新駅設置事業や土地区画整理事業などの基盤整備事業、民間開発工事を推し進めているJR大阪駅北側の再開発計画「うめきた2期」。
その一環として5月中旬、三菱地所株式会社やUR都市機構を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は、大阪府・大阪市とともに連携し、JR「大阪」駅に直結する都市公園「(仮称)うめきた公園」の工事に本格的に着手したと発表した。
「(仮称)うめきた公園」は、西日本最大のターミナル駅である「大阪」駅・「梅田」駅前に立地し、2023年開業予定の新駅「うめきた(大阪)駅」とも直結。
大規模ターミナル駅に直結する都市公園としては、世界最大級の規模となる約45,000㎡の面積を誇り、オフィスや商業施設、ホテルや分譲住宅などで構成する民間宅地と一体的に整備する予定だ。
「Osaka MIDORI LIFE」をコンセプトに
豊かな未来生活を実現する
「(仮称)うめきた公園」の計画コンセプトは、「Osaka MIDORI LIFEの創造」だ。
国籍や年齢、性別や障がいの有無といった多様性を受け入れる社会の構築に貢献するため、「みどり」と融合した生命力溢れる都市空間、イノベーション活動の起点となる施設、市民や企業など様々な人々が新しい活動にチャレンジできる場や仕組みを構築。創造的なライフモデル「Osaka MIDORI LIFE」をうめきたから国内外へと発信していくことを目指す。
本計画には、世界的に活躍するランドスケープアーキテクト「GGN」をデザインリードとして起用し、設計は日建設計などが担当。『未来へひらめきと原動力となる「みどり」』をコンセプトとし、民間宅地を含め他敷地全体を一つの「みどり」の大地として捉え、一体的かつシームレスに計画する。
南公園は都市的な空間、北公園は緑が多く自然豊かな空間とし、それぞれに水景や桜を配置することで、象徴的な風景を創出し、自然を楽しめる名所を作る。最大高さ3mのランドフォーム(盛土)を、南北公園をまたいでうねるように配置することで、3つの主要空間である「リフレクション広場」「うめきたの森」「ステッププラザ」を生み出し、奥行きや立体感のある空間・景観で来園者の体験価値を高めるという。
そのほか、本公園を含む本プロジェクト全体において先導的な省CO2技術を積極的に導入するほか、大規模災害時に広域避難場所として機能する都市公園として周辺地域のレジリエンス強化に寄与するなど、サステナブルな社会の実現に貢献していく。
2024年夏頃に先行開園、
2027年春頃に全体開園を目指す
今後、2025年の大阪・関西万博開催に先立ち、2024年夏頃に先行開園、2027年春頃に全体開園を目指す「(仮称)うめきた公園」。
「市民・来街者のQuality of Lifeの向上」と「企業・研究機関等によるイノベーション創出」により豊かな未来生活を実現する「Osaka MIDORI LIFEの創造」という計画コンセプトの下、新たな都心型パブリックスペース・持続可能なエコシステムの構築を目指し、本プロジェクトを推進していく。