今年宅建試験に合格したい不動産投資家必見!安全圏の40点を目指す学習法とは?New

トップ写真
令和2年度の10月試験は受験者数168,989人、合格数は29,728人で合格率は17.6%。12月試験は受験者数35,258人、合格者数は4,609人で合格率は13.1%だった。

2021年2月17日に令和2年度12月の宅地建物取引士資格試験の合格者が発表された。

10月試験の38点に続き、36点という合格ラインの高さもさることながら、合格率13.1%という過去20年で最も低い数字も目立つ。自己採点が30点台では合格発表まで心が落ち着かない試験になりつつある。

そこで2021年に受験を計画している人達に向けて効果的な勉強法をまとめた。法律や不動産の初学者にもご覧いただきたい。

宅建試験で問われる内容を知ることが
攻略するための第一歩

「己を知り敵を知れば百戦危うからず」という言葉にもあるように、特に初学者は宅建試験で問われる内容を把握することから始めたい。不動産関係者以外の人は、宅建業法、都市計画法、建築基準法などを知る機会が恐らく少ないからだ。

インターネット上には、市販の問題集1冊だけを使い、1カ月足らずの期間の独学で合格したという話もあるが、法律・不動産初学者で、試験勉強からも遠ざかっている人が真似をするのは危険。確実に合格を目指すためには、ある程度の時間とお金を投資すべきだろう。

学校に通う時間がない場合は、試験範囲が網羅されている通信教材で学習することをお勧めする。

ちなみに筆者はコストパフォーマンスと合格率70%以上という実績からフォーサイトを選んだ。これに限らず、大手の教材なら問題ないと思われる。

市販のテキストなら教材費は数千円ですむが、投資と捉えていくらか出した方が、回収するためにモチベーションが働く場合もある。とにかく自分に合った方法を選ぼう。

完璧主義を捨て「復習主義」になろう
マイクロ・ラーニングも効果的

宅建に限らず、資格試験の合格者は「繰り返し学習」で理解を深めている。テキストの最初から最後まで、完璧に覚えようとするのは効率が悪い。最初に覚えたことを最後まで覚えていられないからだ。

一回学んだだけで覚えられる人は少ない。何回も復習することで、知識が定着する。
一回学んだだけで覚えられる人は少ない。何回も復習することで知識が定着する。

ではどうしたらいいのか。できるだけ短いサイクルで学習を繰り返すことがコツである。わからないところがあっても気にせず、一通り学習範囲を終わらせることを優先し、その後にテキストを読む回数、問題を解く回数を増やすという学習方針だ。回数を重ねると覚えた知識が定着し、忘れにくくなる。

初学者の場合、最初は宅建の試験範囲の3割も理解できないかもしれない。しかしながら、問題集を3周くらい回すと知識が定着しはじめ、内容も腹落ちしてくるはずだ。

電車の移動中などスキマ時間の有効活用する「マイクロ・ラーニング」も効果的だ。

「マイクロ・ラーニング」は世界の人材開発関係者も注目している学習法。短い時間でも、復習をしたり、問題を解いたり、動画を見たりすることでインプットできる。スキマ時間で勉強するために教材を持ち歩くと良いだろう。

苦手分野はYouTubeの
覚え歌や語呂合わせで克服できる

どうしても覚えられない部分は語呂合わせや覚え歌で覚えよう。宅建試験では暗記が必要になる内容がいくつかある。開発許可の要件がその一つで、多くの受験生が苦労している。

そこで頼りになるのが棚田行政書士の不動産大学というYouTubeチャンネルだ。残酷な開発許可のテーゼという覚え歌に、開発許可の要件がコンパクトにまとめられている。

残酷な開発許可のテーゼ
残酷な天使のテーゼのリズムで数字が脳みそに刻み込まれた。試験直前の過ごし方や試験当日の問題の解き方などの解説も参考になった。

テキストとYouTubeで学習し、問題集を繰り返し解いていけば模試でもそこそこ点数が取れるようになるはずだ。ただし、ある程度学習が進んでも、権利関係の得点が伸び悩む受験者が多い。

権利関係は範囲が広く、難問も多いため時間をかけるのは得策ではないと言われているが、半分も得点できないのはさすがにまずい。苦手な人はYouTubeのマジでイケてる宅建講座【ゆーき大学】というチャンネルを参考にしてほしい。

ゆーき弁護士は宅建試験3ヵ月の勉強期間で 43点で一発合格とのこと。
ゆーき弁護士は宅建試験3ヵ月の勉強期間 43点で一発合格とのこと。

ややこしい法律をわかりやすく教えてくれるだけでなく、暗記する内容を最小限に抑えるというチャンネル方針で人気だ。例えば根抵当権の説明が大変わかりやすかったので覗いてみてほしい。

試験本番は1問目から解くのではなく
26問目から解くのが定石

直前期は試験対策を優先するために、家族にも協力してもらい学習に集中したいところだ。万全の状態で試験に臨むため、可能なら前日は予定を入れないほうがいいだろう。

もし不合格なら、翌年の試験日まで待たなければならないため、悔いが残らぬよう準備すべきだ。

試験本番は1問目から解くのではなく、26問目の宅建業法から解くのが定石である。毎年1問目は権利関係であり、受験者の心を折る難問が用意されていることも。そこで躓くと全体に響くため、多くの受験生は宅建業法から取りかかっている。

ちなみに筆者は10月の試験で40点を取ることができたが、合格ラインは38点だったためギリギリだった。苦手な権利関係を捨てていたら合格できなかっただろう。

法律や不動産の知識がない状態からでも、自分に合う学習法を見つけて、習慣化することができればきっと一回の受験で合格できる。この記事がその一助となれば幸いだ。

                                                株式会社 寧広