~このコラムはリアルにこだわる5年生大家が、恐れ多くも個人の経験や見解を記した実践コラムです~
皆さん、こんばんは~
ジュニアです。
<今月は執筆ペースが良いのでレイトショーに>

<震災、福祉など大家としても考えさせられる、いい映画でした。
佐藤健、清原伽耶も良かったです、、>
さて、、
法人化するタイミング、いつがベストだとお考えですか?
現在、法人所得800万以下の中小企業の所得税率は軽減税率が適用され15%です。本則での税率は19%。
それに対して個人の所得税率は10%、20%、23%、33%、43%の累進課税。
税率が33%となる課税所得900万以上なんていうのは、法人化のひとつの目安としている人も多いのではないでしょうか?
先日、コラムにもしましたが、今期より私の法人の決算では過度な節税はせず、しっかりと所得を出して納税をし、融資を引くことのできる法人にしていくつもりです。
そんな中で感じた、法人税についての考察を今回のコラムにさせて頂きます。
本日の構成は、以下のとおりです。
1.今期の法人税額
2.法人税の内訳
3.法人の活用法
4.最後に
それでは本題に入ります。
1.今期の法人税額
今期の法人の所得金額は1,294,681円でした。
それに対して収めた税金は、363,900円。
単純に割り算すると所得の28.1%を税金として収めたことになります(ToT)!!
国民の義務だとしても苦労をして空室を埋め、一度収入として入ったお金からこれだけの金額を納税するのは、複雑な気持ちになるものです。
固定資産税もありますしね。
サラリーマンとしては何倍もの税金を納めているのに、あまり感じない。
不思議ですね。
2.法人税の内訳
一口に法人税と言っても、実際には以下のように分かれています。
法人税 :194,100円(税務署)
法人地方税 : 19,900円(税務署)
事業税 : 45,200円(県税事務所
地方法人特別税: 16,700円(県税事務所)
法人県民税 : 21,900円(県税事務所)
(内、均等割20,000円)
法人市民税 : 66,100円(市役所)
(内、均等割54,500円)
合計 363,900円
横浜市は市民税の均等割りが54,500円なので、県税と併せて74,500円が均等割り。
所得が小さければ小さいほど、均等割りの影響を大きく受けますので、税率は高くなります。
それが、私の場合は28%です。
これには所得税と住民税が入っていますので、個人の税率と比べる場合、注意が必要です。
個人の所得税20%なら住民税10%を加えて30%、23%なら33%と、上記の28%を比較する必要があります。
例えば個人の所得税率が20%の場合は、住民税率を合わせて30%となり、この部分だけで言えば法人化のメリットはないばかりか税理士を入れたら完全に足が出ます。
私の場合、個人の所得税率が33%なので、住民税と併せて43%。
これに対して法人の税率が28%ですから、その差は15%。
売上に対してではなく所得に対する税率ですから、約130万×15%≒20万
微妙な金額ですね(;^_^A
3.法人の活用法
それでも、法人化するメリットは上記のような所得分散と、節税対策の手数の多さ。
法人を作ったからにはそれらを活用し、上手く使いたいと思っていましたが、今期から必要以上の節税は控えるようにしました。
節税と言えば、今のところ生命保険を個人から法人に移したこと、セーフティ共済に加入したことくらい。
掛捨ての生命保険は個人で払う意味が無いのでメリットはありますが、セーフティ共済は出口次第。
法人化が大きなメリットだと感じるのは、まだまだ先のことだと思います。
4.最後に
ちなみに前期はセーフティ共済にガッツリと入れたので、税額は10万円台半ばでした。
今回、節税を控えて納税し「不動産は税金との闘い」を実感しました。
法人化に憧れはあったりすると思いますが、実利で考えると一定以上の規模を目指すかどうかによって、判断は変わってくると思います。
私はもう少し頑張って、規模を求めたいので。
皆さんは、どう考えますか?
今回のコラムは、如何でしたでしょうか。
これから不動産を始める皆さんにとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
株式会社寧広